ケニアに輸出する中古車はすべてケニア基準局(KEBS)による路上走行検査(RWI)に合格しなければなりません。
ケニアにはこれまで300台ぐらい車両を輸出してきて、ほとんどの車両を自社で整備、検査に持ち込んできました。
他社に委託して積載車で来る車も多い中、実際に検査員さんともお話ししながら今まで受けた例を交えながらご紹介したいと思います。
下廻りの検査を受ける車 |
主な検査項目---日本の車検より厳しい?
落ちやすい項目
外車、高級車は特別
まとめ
主な検査項目
検査は多岐に渡り、その詳細については記述で基準が出ていないので詳細が不明な場合は検査協会に問い合わせて確認してましたが大まかな検査項目はこんな感じです。
🚘外観、補修
一定の基準以下の損傷でなければなりません。基準以上の損傷がある場合は簡易補修が必要です。
🚘計器類/アクセサリー類
メーター改ざん車は合格できません。
🚘エンジン/ブレーキ
🚘タイヤ/足回り
🚘排気ガス
🚘サイドスリップテスト
🚘放射線測定
🚘下廻り検査
🚘照度テスト
🚘走行テスト
落ちやすいと感じた項目
🚘電気系統の動作不良
付属しているものはすべて作動しなければなりません。ドアミラーも電動であれば電動で作動しなければアウトです。アクセサリー類もついているものは作動しなければなりません。
🚘下廻り
オイルのにじみ等も結構厳しかったので必ず下廻りも要チェックです。
また雪国の車など錆のひどい車はシャーシブラックを塗って対処してました。
遠方で購入した車両は遠方のヤードに入れて委託で対処していたのですが、錆がひどくて対処できないといわれたことがあり、困ったあげく横浜まで車両を引き上げに行き、自社で整備、問題なく合格しました。
🚘タイヤの溝、ひび割れ
タイヤも溝があってもひび割れで落とされたこともありますので注意が必要です。
外車、高級車は特別
普通の車両も写真を何枚か撮られるのですが、外車、高級車に至ってはビデオ撮影まで実施していたのには驚きました。検査にかける時間も長かったように思います。
エラーメッセージなどが出ていたら当然修正しなければなりません。
外車は自社で対応できないこともあるので思わぬ出費がかさむことがあるので気をつけましょう。
以上、ケニアに輸出する場合は輸出前検査合格が必須なので、不合格になると合格するまで再検査を受けなければなりません。車両を購入するときに検査時に通らない項目がありそうな場合はその修正費用も考慮しておく必要があります。
特に遠方で購入して自社で整備ができない車はコストがかさむため、購入時に気を遣いました。
またケニアは関税が独特なルールなので年末の輸出には時間の余裕をもって準備しましょう。
検査証明書 |
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
See you🙋
By あーちゃん
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