貿易書類を作成するのって難しそう😑ってイメージがありますが、中古車輸出に関してはどちらかというとハードルが低いような気がします。これから中古車輸出を始める人は一度準備するフォームと形式がわかればそれほど難しくありません。
私は食品関係と中古車の貿易に携わってきましたが、食品の輸入は原材料などの関係をチェックしたり製造工程によって関税が決まったりするのでそのチェックなどが結構大変でした。
では中古車輸出に関する必要書類についてみていきましょう。
1.インボイス
2.輸出抹消書類
3.B/L
4.検査証明書
気を付けて!こんなことも稀に起こります
1.インボイス
貿易書類ではまず必ず必要な書類ですね。送り状とも呼ばれており輸出する商品名、明細、売り手、買い手、価格、条件などが記載されています。輸出通関、バイヤーにも提出するものです。
インボイスにはコマーシャルインボイスとプロフォーマインボイスがあり、コマーシャルインボイスが上述したもので、プロフォーマインボイスはいわゆる請求書、輸入者が支払いをするために出します。
コンテナにたくさんの違う品物などを載せる場合はインボイスと別にパッキングリストが必要になります。商品の明細書ですね。数量や重量などを商品ごとに記載します。
中古車の場合はRO-RO船で1台ずつ出す場合が多いので重量などはインボイスで兼用します。
2.輸出抹消
中古車輸出の場合、各運輸支局で輸出抹消仮登録証明書(輸出予定届証明書)を手配しなければ通関ができません。
記載した輸出予定日までに通関できなければ再交付を受けなければならないので、検査の必要な国、ブッキングが未定の場合は余裕をもって予定日を入れた方が無難です。
国土交通省のリンクで流れの説明が図解してありますので貼っておきますね。
通常、私たちは書類を乙仲さんに提出して乙仲さんが税関に書類を提出して通関してくれます。
一度輸出抹消の原本が紛失したことがあります。その時は警察に紛失届を届けて再発行するのに結構大変でしたのでできる限り原本は保管場所にキープしてスキャン等で通関のやり取りは済ませることをお勧めします。
3.B/L
Bill of Lading(船荷証券)ともいいますがB/L(ビーエル)と通常呼びます。
船会社が輸出者に発行する有価証券です。
料金前払いの場合、船が出港して船代を支払うとオリジナルB/Lが発行されます。
そのオリジナルB/Lを買い手に送付し、買い手はB/Lを輸入国で差し入れて車を受け取ります。
B/Lを作成してもらうのに輸出者はS/I(シッピングインストラクション)を作成し、S/Iの情報に基づいて船会社がB/Lを作成します。この場合綴りなど一時一句間違えないように注意しなければB/L発行後の訂正は3000円ほどとられます😖
4.検査証明書
輸出検査が必要な国には指定の検査機関が発行する検査証明書が必要です。
有効期限など国ごとに設定が違うので確認の上、速やかに船積みまで進めましょう。
気を付けて❕
すべての書類がそろったら国際便の追跡できる方法で書類を送付するのですが、国際スピード郵便で送って書類が迷子になってしまったことがあります。(ケニアに行くところなぜかトランジットで間違えられてインドネシアに到着していた!)
数百円民間の国際宅配便より安かったので当時利用していたのですが、その対応の悪さ、遅さといったら💢💢💢
買い手からはお金をだましとって車は送っていない詐欺じゃないかと当社が疑われる始末😟
結局通常1週間かからないところケニア到着まで1か月もかかってしまいました。
これに懲りて、以後追跡履歴が素晴らしい民間の国際宅配便しか使ってません。
海外では追跡のない荷物がなくなるのはよくあることのようです。(国にもよると思いますが)
ですので送付書類のコピーは必ずすべて残すこと、B/Lにはコピーが数枚ついてくるのでそれも必ず1部は手元に残すことにしています。
以上が中古車輸出に通常必要となる書類です。
ご参考にしていただければ幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
See you🙋
By あーちゃん
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